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前回は黒柳社長のお人柄や事務所の様子を確かめさせいいただきました。飾り気のない質素で、機能的な事務所は本社経費が最小限におさえられているのではないかと思いました。

黒柳社長のお話をお聞きして、「家づくり」に対する情熱を感じることができましたが、家に関して自分で気になっている事項についてお話をお聞きしたいと思いました。お聞きしたい事項を事前にFAXで送信させていただいた思いますが、全部で5〜6項目程度ありました。中でも「ファイアーストップ」と「家の中の音の響き」についてお聞きしたいと思ったのは今でもよく覚えています。

2回目の事務所往訪には社長と小柄なお嬢さんが同席されました。斎藤さんでした。社長の紹介では、「口数は少ないがとてもしっかりしたお嬢さん」ということでした。誰と比較して口数が少ないかは問題がありますが、紹介通り、とても頼りになる方でした。

住宅に関する本に、都内の建売木造3階建住宅は欠陥住宅が多く、「ファイアーストップ」も重要である、という記述が記憶にあり、気になっていた事項でした(素人の断片的な知識ほど怖いものはありませんか?)。黒柳社長がどうお答えになったかは残念ながら忘れましたが、的確にお応えいただいたと思います。

「室内の物音が響く」事については、高断熱・高気密であるがゆえに外部の音もほとんど聞こえなく、室内が静かになるので相対的に物音が響く。また、黒柳建設では、トイレの排水管に「消音」パイプを使用している旨、実物を用いてご説明されました。当時住んでいた我が家の2階のトイレを流すと「ド・ド・ド・ド」ととてもすごい音がしましたので、色々と工夫をされていると感じました。

二重通気工法でやや左右の室内が狭くなることについては、上下の空間の広がりがあるということで納得しました。黒柳社長のお話を色々とお聞して、楽しいばかりでなく、「家づくり」に情熱と信念をお持ちだと感じましたので、家の建替えをお願いすることにしました(しかし、黒柳社長にすべてお任せするということを、請負契約締結まで言わなかったと思います)。


素晴らしいラフプランを考えていただきましたので黒柳建設の事務所を往訪してお話をお聞きすることにしました。事務所を往訪するに当たっては、「ここに依頼することになりそうだ」なと、なんとなくそんな予感がしていました。

事務所往訪の目的は二つありました。黒柳社長はどんな人なのかということとプランの説明をお聞きしたいということはもちろんですが、どんな事務所なのかということです。

工務店さんに家の建築を依頼する場合、「決して値切らない」ということを決めていました。松井さんの本に「生命と健康に関するものは値切らない」という記述があったように思いますが、なるほどと思ったことと、見積もりを値切っても材料の品質を落とされたり、手抜き工事をされたりしたらたまらないと思ったことです。しかし、「もうけ主義」の工務店さんでは依頼する方もたまったものではありませんので、その辺がどうなのか、事務所の感じを見たいと思っていました。

中央線の武蔵小金井駅に到着して黒柳建設に電話しました。駅まで迎えに来ていただけるということなのでお待ちしていると、黒い国産車がやってきました。黒柳社長でした。
事務所に到着すると、事務員の方全員が温かく迎えてくれました(その中に社長の奥様もいらっしゃったと後でわかりました)。そして黒柳社長のご説明をおうかがいしましたが、特に1階の北側居室に3階のトップライトから直接「光」をとり入れる部分は熱心に説明いただいたと思います。そこは母の寝室としてプランされていて、もし母が後で気に入らなければ吹抜け部分をふさいで部屋を増築すればよいとのことでした。家のことなら何時間でも話してくれそうな黒柳社長の誠実で、親しみやすいお人柄にひかれるものがありました。

事務所の外観は近代的というより、建築事務所らしさを感じさせない、むしろごく普通の大きな家という感じでした。打ち合わせ場所は事務所の2階でしたが質素、シンプル、機能的な感じでした。子供が遊べる玩具もありました。豪華な事務所ではなくこのような事務所を構えて「家づくりに励んでいる」工務店さんは信頼できると思いました。

ほぼ黒柳建設に家の建替えをお願いしようかと思いましたが、もう少し確かめてみたいことがありましたので、次回往訪して引続きお話を聞くことにしました。


先週の日曜日は、めったにないのですが、仕事で栃木方面に出かけていまして、日記を書く暇がなくお休みをさせていただきました。昨日は1階の床下点検口と床下収納庫の4か所にドライペット(湿気とり)を2〜3個ずつ置きました。床下エァコンも設置していませんし、SA-SHEの家でもありませんので、昨年から湿気対策として実行しています。効果のほどはわかりませんが、気休めにはなります。

さて、住宅調書の記入を終わりFAXで黒柳建設に送信しました。黒柳社長からも「もう少し遅かったら電話するところでした。よろしければラフプランをつくって送ります」と電話をいただきました。
住宅に関連する本を読むと、設計料は別に支払うのが普通と書いてあるのが大半ですので、どこまでプランを考えていただけるのか、半信半疑でした。

ラフプランを待っている間、自分なりに色々と考えました。1階を明るくするために「ガラス床」を使用するに違いない。しかし、それではお互いのプライバシーが守れないのではないか?子世帯の玄関は2階にして外階段にしたほうが良いのか、それとも1階にして内階段にしたほうが良いのか?収納はどのようにしたら良いのか、1階の収納スペースが少なければ、地下室はどうか?等今から思えば笑ってしまいそうな事もありました。

住宅調書を送信してから10日ほど後、ラフプランが届きました。自由形敷地にどんなプランを考えていただいたのか、期待と不安が入り混じった気持で開封しました。プランは3案ありましたが、1階を明るくする方法は私には思いもつかないものでした。それは1階北側の居室に3階のトップライトから直接「光」をとり入れるというプランでした。大手住宅メーカーでは決して出来ないようなプランを一目で気に入りましたので、黒柳建設の事務所を訪問して、黒柳社長のお話をお聞きすることにしました。

事務所を訪問したのはもう年末に近かったと思います。


黒柳建設への資料請求は何気なくメールですることにしました。気の弱い?性格の私としては、電話で資料請求などして、うまく相手のペースに乗せられると困ると思ったからです。メールで資料を請求したところ、建築事例集と住宅調書がすぐ届きました。社長から電話もいただき、よければ住宅調書に記入して返送してほしいとのことでした。(記憶が定かではありませんが、電話をいただいたと思います。)

黒柳建設が施工した建築事例集をみて、自由形敷地や小回り敷地であっても吹抜けを利用した外断熱ならではの解放感のある広い居室空間、トップライトとガラス床(キヤット・ウオーク?)を活用した明るい家、子供が伸び伸び元気に遊べるブランコや上り棒等、そのアイデアあふれた設計力にとても魅力を感じました。今までホームページの「文字」である程度理解していたつもりでしたが、事例集の写真を目でみて、ますますその感を強くしました。我が家の自由形敷地でも色々と設計力を発揮して、なんとかしていただけるのではないかと思いました。

住宅調書は黒柳建設のホームページを読んでいて既に予備知識がありましたので、記入することにしました。社長からも「住宅調書にはどんなことでもよいから希望をどんどん書いてください」と電話をいただき、土地の図面があれば送って欲しいとの要請を受けました。幸い土地の簡単な図面はありましたので送付しましたが(既に社長のペースに乗せられていますが)、住宅調書の記入には1カ月ほどかかりました。家族の希望も色々と聞きく一方、記入は土日しかありませんでしたので完成まで手間取りました。社長にも「まだか、まだか」と首を長くしてお待ちいただいたようです。

住宅調書には希望として7項目程度は記載したと思いますが、その中でも「明るい家」を重要視していました。。建替えを予定していた家の北向きの部屋は日中でも薄暗かったからです。私にとって関心事がもう1つありました。免震と制震です。私は高校生の頃新潟地震を体験していますので、震災には人一倍感心がありました。免震工法は建物の周囲50?には物が置けないことがわかりましたので、自由形敷地ではとても無理と判明しました。制震は当時大手住宅メーカーで「制震ダンパー?」を施工していましたが、失礼ながら黒柳建設では無理なのではないかと勝手に決め付け、あきらめることにして、住宅調書には記入しませんでした。(しかし、その後黒柳建設で制震ダンパー?をゆよゆよ一家に施工したことを知り、技術力の高さに感心するとともにとても羨ましく思いました。)

ともかく住宅調書の記入を終わり、いよいよ黒柳建設に送付することにしました。それは今から4年前の12月に入った頃だったと思います。


 あー、そうでしたね、思い出しました。変形土地のことは自由形敷地と呼ぶんでしたね。なんといい言葉でしょう!伸び伸びとしていて物事にとらわれない自由な形、「土地があるということはそれだけで素晴らしい」ことでしたね、黒柳社長。

「いい家をつくる会」のホームページの黒柳社長の連載等を読んで、狭小住宅・こまわり敷地や自由形敷地をとても大切にしていただけそうに感じましたので、黒柳建設のホームページも閲覧することにしました。黒柳建設のホームページには家づくりの楽しさが満ち溢れていましたので、こちらのホームページも施主の家づくり日記である「ひとりごとかな」等をすみからすみまで読むことになりました。

外断熱二重通気工法、高気密・高断熱の住宅の長所は色々とわかりましたが、短所はないのかと気になりました。どんな工法であれ、良い点ばかりではないのではないか、長所と短所を比較して、よく理解したうえで決定したいと思ったからです。

ホームページを閲覧して素人ながら思った短所らしきものは
(1)二重通気の分だけ室内がせまくなる
南北に細長く東西の幅が狭い私どもの自由形敷地にとっては、これはやや重大な問題でした。
(2)外断熱二重通気工法の木造3階建ては出来ない
工務店さんによってさまざまで、木造3階建てを建設している工務店さんもあることがわかりました。この点で、黒柳建設は3階建ての実績が数多くありました。
(3)二重通気工法は火事になった場合火のまわりが早い
真偽のほどはわかりませんが、いい家をつくる会の「談話室」でそういう指摘がありましたが、消防士さんが「火事は発生してから初期が勝負で、人が家の中にいたら煙にまかれて死んでしまう」と回答されていたのを読んで、みょうに納得したのを覚えています。
(4)1階の和室の畳にカビが発生することがあるらしい
二重通気工法とはいえ床下の湿度があがった場合に発生することがあるらしいのですが、その時はやむを得ないときめました。
(5)室内の物音が響く
高気密・高断熱の家で全室ぺアガラスですので、外からの音もほとんど聞こえない反面、相対的に室内の音が響くということらしいのですが。

いい家をつくる会と黒柳建設のホームページをそれぞれ1年ほど閲覧して勉強しながらNホーム施工の外断熱とどちらがいいかと悩んでおりましたが、やや外断熱・二重通気工法に傾きかけていた頃でした。ホームレス中学生ではありませんが、Nホームが突然「解散」を宣言いたしました。

比較対象が突然なくなってしまい、これ以上色々と考えていても時間がたつばかりですので、いよいよ行動を起こすことにしました。自由形敷地が得意で、外断熱二重通気工法・木造3階建ての実績があり、家づくりがとても楽しそうな黒柳建設に資料請求をすることにしたのです。



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